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オフィスホワイトニングで歯が白くなる理由
ホワイトニングで歯が白くなる理由
歯を白くするのは過酸化水素
歯科医院でおこなういわゆるオフィスホワイトニングは米国を中心に世界中で開発された様々なシステムが使われていますが、歯を白くする最大の要因はなんといっても過酸化水素という薬剤です。
過酸化水素は分解するときにフリーラジカルを発生しこれが有機着色物を無色化するいわゆる漂白作用を持ちます。
台所や洗濯などに使うハイターが漂白剤として有名ですが、原理はそれと同じで洗剤では落とせない着色物を物理的に取り除くのではなく、その着色自体を無色化します。
過酸化水素の問題点
6%を超える濃度の過酸化水素は劇物に指定されているように、歯や歯茎に直接塗布すると激しい痛みを生じさせるという副作用があります。従ってその痛みを抑える必要がありホワイトニングシステムには硝酸カリウムなどの痛み抑制成分が添加されています。
ライトが歯を白くする?
もちろんライト自体に歯を白くする作用があるわけではありません。
ホワイトニングに使用する薬剤の過酸化水素の漂白作用は自然の環境下では非常にゆっくりとしか進みませんが、薬剤には酸化チタンなど光をあてることにより反応速度を急速に上げる作用のある光触媒添加されているためにライトの照射をおこないます。
使用するライトはある波長の紫外線を含むものであれば種類は問いませんが、最近は熱を持ちにくい専用LEDライトを使用するのが主流です。
歯をより白くするためには回数が重要
ホワイトニングでは歯に薬剤を塗布して1回8分~15分程度の光照射を2・3セットおこなうことが一般的です。1回15分~30分を1セットで完了した方が施術者もお客様も楽なのですが、そうしないのにはもちろん理由があります。
反応速度を極限まで早めたホワイトニングシステムでは過酸化水素は10分以内程度の短時間で分解し終えるため、それに必要な時間以上光を当てても効果は変わらなくなります。
そのため一定時間光を照射したら一旦薬剤を塗り治して再度光を当てるという作業を繰り返しておこなうことによってより歯を白くすることができます。
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