ブライダルホワイトニングのスケジュール費用および注意点

ブライダルホワイトニングってどうやるの?

笑顔溢れる人生最大イベントである結婚式の前にホワイトニングを考えられる方がとても多いようです。

結婚式を行われたカップルの後日調査でも「挙式前にもっとケアをしておけばよかった部位は?」との質問に最も多かったのが歯の白さだったというアンケート結果もあります。

普段は気にならなくても純白なウエディングドレスを着ると意外と歯の黄色さが目立ってしまうものです。一生の思い出となる写真を最高の笑顔で残すためにおさえておきたいブライダルホワイトニングのポイントと注意点をまとめました。

早めにスケジュールを立てて完璧な笑顔で結婚式を迎えましょう。

ブライダルホワイトニングとは?

ブライダルホワイトニングとは結婚式に備えて歯をホワイトニングをすることを言います。ブライダルエステとあわせておこなう方が多いようです。

最近はエステティックサロンなどでセルフホワイトニングをメニューに加えていることも多くなってきており、いきつけのお店でブライダルホワイトニングをと考える方もおられるかもしれませんが、セルフホワイトニングで使用する薬剤は歯科医院のような漂白効果はないため回数を重ねてもトーンは上がりませんので注意してください。

詳しく知りたい方は⇒セルフホワイトニングの効果とメリット・デメリットをご覧ください。

時間がない方はオフィスホワイトニング

基本的に短期間で白くするなら歯科医院で行うホワイトニング(オフィスホワイトニング)がおすすめです。
濃度の高い薬剤で一気に白くすることができます。ただしデメリットとして痛みのでる可能性があります。
痛みは通常1時間以内、遅くとも24時間以内には収まりますが挙式直前は避けた方が無難です。

オフィスホワイトニングについて詳しく知りたい方は⇒オフィスホワイトニングで歯が白くなる理由をご覧ください。

時間に余裕があるならホームホワイトニング

ホームホワイトニングとはマウスピースと専用の薬を使って自宅でホワイトニングをする方法です。
オフィスホワイトニングに比べて濃度の低い薬剤で痛みのリスクを抑えて時間をかけてゆっくりと白くしていきます。始めるには最初に歯科医院に行ってマウスピースを制作して薬剤を処方してもらう必要があります。

ホームホワイトニングについて詳しくは⇒ホームホワイトニングの効果・費用および注意点をご覧ください。

完璧を目指すならデュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用しておこなうことを言い、可能な限り最も白い歯を手に入れることができますのでブライダルホワイトニングには最も適した方法だといえます。

デメリットとしてはそれなりに手間と費用がかかるということです。

詳しくは⇒デュアルホワイトニングの効果と費用をご覧ください。

ただホワイトニングで白くなるのは自分の天然の歯のみです。セラミックの被せものを作るとなると状況によっては時間がかかりますし、虫歯があるとホワイトニングができないこともありますので相談だけでも早めにやっておくとベターです。

ホワイトニングができない歯に付いては⇒ホワイトニングで歯が白くならないケースと対処法をご参照ください。

ブライダルホワイトニングの具体的なスケジュール

元々の歯の色や白くなりやすさなど個人差はありますが、遅くとも1か月前には始めるとよいでしょう。
ホワイトニングは何度か繰り返し行うことで理想の白さに近づけていくものです。高濃度の過酸化水素を使ったオフィスホワイトニングを数回繰り返す場合は歯への影響を考えてそれぞれ1週間程度間を開けることをおすすめします。

挙式まで1か月以上ある方

クリーニングで歯の表面の汚れや着色を事前に落としておくことでホワイトニングの効果を最大限に高めます。
その日のうちに1回目のオフィスホワイトニング。
少なくとも1週間は開けてから再度オフィスホワイトニングをします。痛みが続いているようならもう少し間を開けましょう。
一般的には3回~4回程度繰り返すとオフィスホワイトニングの限界値まで白くなります。
同時に自宅ではホームホワイトニングをすることで色戻りを防ぎつつ、内部までしっかりと白くしていきます。

挙式までもう2週間を切ってる方

現行のオフィスホワイトニングシステムはどれも効果は大きく変わりませんが、NASAの科学者が開発したブライトホワイトと言うシステムは他と比べて1回の施術で一気に白くすることができます。

料金が高額、痛みが出やすい、扱っている歯科医院が少ないと言ったデメリットはありますが時間がなくてとにかく早く白くしたいという方は検討してみてもいいと思います。⇒ブライトホワイトの公式ホームページから全国で導入している医院を探すことができます。

もう式は明日!という方

前日まで準備でバタバタ、歯のホワイトニングをする暇はないけど気になるところだけカバーしたいという方には応急処置として歯のマニキュアという方法があります。

歯科医院で行うものと市販の製品を使って自宅でやる方法があり、きれいに仕上げるのが難しく、一時的なもので食事などで剥がれてしまうことがあるなどのデメリットがありますがいずれも即効果が出るという点では場合によっては最適な選択肢になります。

歯のマニキュアについて詳しく知りたい方は⇒実際どうなの?歯のマニキュアのメリット・デメリットをご覧ください。

ブライダルホワイトニングの費用

ブライダルホワイトニングの一般的なプラン例

カウンセリング
クリーニング(時間:30分程度 / 費用:5,000円程度)
オフィスホワイトニング(時間:1時間程度、費用:1万円~5万円程度)
ホームホワイトニング(2万円~4万円程度)
以上合計で3万~10万ほどになります。オフィスホワイトニングに関しては歯の本数によって料金が変動するところもあるので注意しましょう。

コース設定やパック料金の注意点

上記のようセット料金にしている場合でも大幅にお得な割引設定しているようなケースはあまりないようですので単体で必要なだけ通う方が結果的に総額が少なくて済む場合があります。

逆にリップエステや各種マッサージなどのオプションで付加価値がつくことで割高になることが多いので細かい内容をきちんと確認して自分に合ったものを選びましょう。

ブライダルホワイトニングのその他の注意点

妊娠中・授乳中はできない

ホワイトニングの薬剤が胎児へ悪影響があるという報告は特にないのですが逆に安全であるという検証もされていませんので念のため妊婦の方や授乳中の方はホワイトニングを避けた方が良いでしょう。

歯科医院では基本的に施術を断られることになるかと思います。どうしても白くしたいようであればセルフホワイトニングあるいは歯のマニキュアを検討しましょう。

結婚式直前のホワイトニングは避けましょう

ホワイトニングは知覚過敏のような痛みを伴うことがあります。痛みがひくまで最大72時間かかることもありますので万一結婚式の当日に痛みで笑顔が曇ったりしたら大変です。

またホワイトニング直後は着色がしやすくなりますので、せめて3日前までには施術を終えておきましょう。

色戻りすることも考慮しましょう

ホワイトニングで白くなった歯は永遠のものではなく月日がたてば次第に元の色に戻っていきます。

オフィスホワイトニングでは早ければ2か月程度で戻ってきますのであまり早くにホワイトニング施術を終えてしまうと式当日には多少色戻りをしている可能性があります。

後戻りをさせないためには⇒ホワイトニングの色戻りを防ぐ食事と歯磨きをご覧ください。

まとめ

結婚式当日はウエディングに負けないくらい白い歯で臨みたいものです。完璧に白くするには色々なホワイトニング方法を組み合わせる必要がありそれなりに時間がかかりますので遅くとも1カ月前からは始めたいものです。またブライダルホワイトニングという名称に付加価値をつけて割高なコースを設定していることがありますので注意が必要です。ホワイトニングの経験が豊富で信頼のできる歯科医院を選びましょう。

⇒歯のホワイトニングについて詳しく知りたい方はまとめページここを見ればホワイトニングの全てがわかる!をご覧ください。

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田井 寿一歯科医師 医療法人社団百星会 理事長

投稿者プロフィール

【ホワイトニング専門歯科クリニック】スターホワイトニング総院長
2014年 東京医科歯科大学卒

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