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実際効果はどうなの?セルフホワイトニングの裏事情
セルフホワイトニングってどうなの?実際効果ある?
最近歯のセルフホワイトニングというジャンルのサロンが増えてきています。
自分の手で歯にホワイトニングの薬剤を付けるお店のことをいいますがなぜそんな手間なことをするのでしょうか?
はたしてどのくらい効果はあるのでしょうか?
気になるセルフホワイトニングの裏側を全部教えます。
Contents
セルフホワイトニングの3つの特徴
日本の法律では医師・歯科医師あるいは歯科衛生士以外が口の中を触れることは違法となります。
従って医療機関以外ではお客様の歯に施術することができないためセルフホワイトニングではお客様が自分で施術するシステムとなっているが故にそのような呼び名となっています。
セルフホワイトニング施術の流れ
①スタッフから施術の説明を受けます
②歯を磨きます
③口の開口器を自分で装着します
➃鏡を見ながら歯にジェルを塗ります
⑤歯の部分に自分でライトを当てます
⑥開口器をはずして口をすすぎます
セルフホワイトニングの薬剤
歯科医院でおこなういわゆるプロのホワイトニングでは医薬品である高濃度過酸化水素などの漂泊剤を使用しています。
一方、セルフホワイトニングでは医薬品を使用できないためポリリン酸やメタリン酸または重曹など市販されているものを使用しています。
これらは基本的に表面の汚れを取るための洗剤ですのでプロのホワイトニングのような漂泊効果はありません。
セルフホワイトニングの効果
漂泊効果はありませんが歯の表面の汚れをある程度は落とすことはできるので何となく白くなったと感じることはできると思います。
ただし、これは自宅で強力な洗浄力のある歯磨き粉で歯を磨くことで得られるのと同じレベルです。
セルフホワイトニングのライト
セルフホワイトニングにおいてもライトを当てるところが多いようです。
歯科医院でおこなうホワイトニングは配合している酸化チタン光を触媒として過酸化水素の漂泊反応を促進するための手法ですので、ポリリン酸やメタリン酸になどにライトを当てても化学的にはほとんど効果はありません。
ただ、酸化チタンに光をあてると汚れを付きにくくするコーティング効果があることが一部の研究で発表されており、セルフホワイトニングではこの効果をアピールしているものが多く見受けられます。
いずれにしても漂白効果はありませんので歯科医院のホワイトニングとは別物です。
セルフホワイトニングのメリット
料金が安い
セルフホワイトニングでは人件費が殆どかからずまた設備投資が必要ないため、歯科医院のホワイトニングに比べて料金が大幅に安いというのがやはり最大のメリットでしょう。1回5,000円以内が一般的です。
痛みが出ない
歯科医院のホワイトニングのような強い作用の漂白剤を使うとどうしても痛みがでる可能性があります。
その点セルフホワイトニングでは効果は弱い反面、基本的には痛みが出ないというメリットがあります。
雰囲気が良い
歯科医院の雰囲気は誰もがちょっと苦手なものです。
その点セルフホワイトニングは治療機器もなくエステサロンのような雰囲気で居心地が良い点はメリットと言えます。
セルフホワイトニングのデメリット
効果には限界がある
やはり肝心の白くなる効果が少ないことが最大のデメリットです。
ただ考えてみれば通常のエステティックの効果も医学的に証明されたものでなく、気分的な自己満足の面も大きいので同じように考えれば価値はあるともいえます。
面倒くさい
法律上の規制のためとはいえ、せっかくお店まで足を運んだのに自分で施術をしなければならないというのもなんだか理不尽な感じがします。
それだったら同じような薬剤を購入して自宅で自分でやる方が良いと思われる方も多いでしょう。
実際ポリリン酸やメタリン酸の配合された歯磨き粉や重曹はネット等で簡単に購入することができます。
業者の見極めが必要
歯科医院と違って誰でも少ない資金で気軽に開業できるため流行を追って始めたような事業者が多い感じは否めません。
いずれにしても口の中に何らかのホワイトニング剤を入れることになりますのでホームページなどで使用しているものをよく確認してから行くようにしてください。(万一漂白効果のある薬剤を使用していたらただちに薬機法【医薬品、医療機器等の品質、 有効性及び安全性の確保等に関する法律】違反となります。)
また医療機関のような広告規制もないため画像処理したビフォーアフターの写真を使ったり、シェードガイド(歯の色見本)が微妙な点をついて効果を過大に表現したりするものもありますので業者の見極めが大切です。
セルフホワイトニング利用の際の注意点
口をよくすすぐ
ポリリン酸やメタリン酸は食品添加物にも使用されていて少量であれば比較的安全な物質ですが強力な洗剤であることに違いはありませんので終了後にはよくすすいで口のなかに薬剤が残らないようにしてください。
勧誘に注意
一般的にエステサロンと同じジャンルのお店ですので中には高額なコース契約を勧めてくるところもあるようですので注意が必要です。
自己責任という認識を
セルフホワイトニングでは通常施術前に同意書へのサインを求められます。
万一なんらかのトラブルがあっても自分で施術をおこなう以上多くは自己責任であるということですので、その点では普通のエステティックなどよりもさらに注意が必要ともいえます。
まとめ
セルフホワイトニングは手軽に美容気分が味わえるという点ではやってみるのも良いかもしれませんが、法律上の規制もあって効果はそれほど期待はできません。本当に歯を白くしたいならやはり歯科医院でプロのホワイトニングを受けるべきでしょう。
ホワイトニングについてもっと詳しく知りたい方はまとめページここを見ればホワイトニングの全てがわかる!をご覧ください。