ホワイトニングペンの効果と注意点

ホワイトニングペンの効果と使用上の注意

自宅で歯のホワイトニングが手軽にできるとグッズとしてホワイトニングペンがあります。

審美歯科先進国アメリカでは様々な製品が販売されていますが、日本でも通販やドラッグストアなどで見かけることがあります。

しかし薬事法の関係で海外で販売されている製品と日本で販売されている製品では成分や効能に大きな違いがあります。

ここではホワイトニングペンの種類による違いをご説明した上で実際の効果や注意点を説明します。

ホワイトニングペンとは

ペンの先からジェルが出るようになっていてそのまま歯に塗るタイプの歯のホワイトニニング用品です。

自宅で簡単にホワイトニングができるというのがうたい文句です。国内製のものから海外製のものまで様々なものが製品化されています。

日本で市販のホワイトニングペン

日本で市販されているホワイトニングペンには歯科医院でおこなうホワイトニングの主成分である過酸化水素あるいは過酸化尿素を添加することが法律で禁止されています。

従って、内容は強めの洗浄力を持つ歯磨き粉と同じレベルです。

代表的な「ボディマジック ホワイトニングペン」という商品の成分を見てみますと「亜塩素酸ナトリウム」が洗浄剤として使われていますがこれは歯磨き粉の成分としては特別なものではありません。

海外製のホワイトニングペン

海外で販売されているホワイトニングペンの中には酸素系の漂白剤を添加した本格的なホワイトニング製品もあります。

これらには歯医者で扱うホワイトニングで使用されている過酸化尿素または過酸化水素という成分が配合されています。
日本の薬機法では販売が禁止されているためネットなどで個人輸入という形での購入となります。

ホワイトニングペンの使用方法

ペン本体に漂白成分が入ったジェルが内蔵してあり、ペン先のはけからジェルが出る仕組みになっています。商品によっては1液2液と二種類に分かれているものもあります。

使い方は簡単、歯の表面の唾液をティッシュ等で拭き取り乾燥した歯にマニキュアのように塗るだけです。

その後、5~15分ほど置いてブラッシングするだけで終了。そのまま放置でOKなものもあります。

ホワイトニングペンの注意点

日本で市販されているものの成分は厚生労働省が厳しく規制したものになっていますので特に心配はありません。

海外製品の場合は漂泊成分としての過酸化物の濃度が比較的高い商品も出てきました。過酸化物は濃度が高くなればなるほど痛みや炎症が出る可能性が高くなります。

日本でにいてもネットで比較的簡単に購入できるので安全面が心配されます。必ず注意書き(通常は英語のみ)をきちんと読んで正しく使用してください。

まとめ

ホワイトニングペンには日本で市販されているものと海外製で日本で販売を禁止されているものがあります。
ただし海外製のものでも個人輸入という形で簡単に購入可能です。
効果は海外製の方が高い反面トラブルが出た場合も自己責任となりますてので使用にあたっては十分に注意してください。

ホワイトニングについてもっと詳しく知りたい方はまとめページここを見ればホワイトニングの全てがわかる!をご覧ください。

田井 寿一歯科医師 医療法人社団百星会 理事長

投稿者プロフィール

【ホワイトニング専門歯科クリニック】スターホワイトニング総院長
2014年 東京医科歯科大学卒

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