ひと目でわかるホワイトニングの効果!

ひと目でわかるホワイトニングの効果とは

比較的若い方に人気のある歯のホワイトニングですが、実際どのような効果があるのかについて説明したいと思います。

ホワイトニングの印象への効果

笑顔のホワイトニングの効果

上の写真は画像処理ソフトで歯の色だけをレタッチ処理して比較したものです。

他には一切手を加えていませんので歯の色だけで見た目が清潔で明るくなることがはっきりとわかります。

ある研究によると笑顔の印象を決定する要因は口元が9割で目元が1割だそうです。

歯並びとホワイトニング効果

ホワイトニングは実は歯並びを良く見せるという隠れた効果があります。もう一度写真の左右を見比べてください。右の方が歯並びが比較的整っているように見えるはずです。

これは歯が白くなることによって歯の陰影も同時に薄くなることによる視覚的な効果です。

ホワイトニングで歯はどのくらい白くなる?

ホワイトニングの効果と限界

ホワイトニングとは歯に付いた汚れの色素を漂泊して無色化することであり、程度の差はあれ理論的には必ず以前より白くなります。

一般的には回数を重ねる毎にまた長期間おこなうほど白くなります。ただし基本的には自然の歯の色より白くすることはできませんのであなたが生まれて歯が生えたときの白さがホワイトニング効果の限界といえます。

年齢とホワイトニング効果

年齢を重ねるにつれ歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなってきて結果、下の階層にある黄褐色の象牙質が目立ってくることにになります。一般的に歳をとるほど歯が黄ばんでくるのは主にこういった理由です。

ホワイトニングはエナメル質も象牙質もいずれにおいても元の色以上に明るくすることはできないので一般的に年齢が上がるほどホワイトニング効果は弱くなります。

生活習慣とホワイトニング効果

あらゆる食べ物や飲み物には基本的に色が付いていますので多かれ少なかれ歯に着色させる原因となります。中でもコーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどは着色力が強いのでこれらのものを好む方は歯の色が暗くなりがちです。

しかし有機着色物はホワイトニングによってすべて漂泊することが可能ですのでそのような歯には非常に大きな効果を発揮します。

ホワイトニング効果のない歯

差し歯や被せものなど人工の歯、またある系統の抗生物質を歯の形成期に服用するとことによる副作用によって象牙質が黒く変色した歯(テトラサイクリン歯)、また神経が死んでしまったことが原因の黒ずんだ歯などに対しては、ホワイトニングの効果が十分に表れない可能性があります。

ホワイトニングの種類と効果

ホワイトニングにもいくつか種類がありますのでその効果の違いについて説明します。

オフィスホワイトニングの効果

歯科医院内でおこなうホワイトニングをオフィスホワイトニングとよびます。

一般的に高濃度の過酸化水素(法律上劇薬に指定されているため歯科医院でしか扱えません)を使って漂泊をおこないますので、1回ではっきりとわかる効果が期待できます。

ホームホワイトニングの効果

歯科医院でマウスピースを作成してもらい自宅で濃度の低い比較的安全な過酸化物を使用しておこなうものをホームホワイトニングといいます。

医院に通わなくてもよい反面、薬剤の濃度が低いためある程度の時間がかかりますが、オフィスホワイトニングと同様かそれ以上の効果を得ることができます。

なお、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行しておこなうことをデュアルホワイトニングといい、最も歯を白くすることができます。

セルフホワイトニングの効果

最近セルフホワイトニングといって自分自身で施術をおこなうサロンが増えています。なぜ自分でやるのかといえば歯科医師や歯科衛生士以外が口の中にふれるのは違法であるためそのような方式をとっています。

しかし薬剤は歯科医院のように漂白剤は使用できないため、多くは洗浄力の強い歯磨き剤で代用していますので効果は限定的なものとなります。

ホワイトニング効果の持続期間

オフィスホワイトニングの持続期間

オフィスホワイトニングの効果はずっと続くわけではありません。日々の飲食によって直後からわずかづづではありますが再着色が始まります。

どれくらいの期間で元の色に戻るのかについては一般的に3~6ヶ月程度ともいわれていますが、当然のことながら生活習慣の違いによって個人差があります。

ホームホワイトニングの持続期間

ホームホワイトニングは濃度の弱い薬剤で時間をかけておこなうため、歯の内部深くまで漂泊できるためオフィスホワイトニングより長く6ヶ月~1年程度効果があるといわれています。

ホワイトニング効果を長く維持する方法

歯には自然に食べ物や飲み物の色素が着色します。時間が経てば経つほど落ちにくくなりますので、できれば食後すぐに歯みがきをすることが大切です。

ただ外食時などはなかなかできない場合も多いと思います。最近は強力なコーティング作用のある歯磨き剤などが市販されていますのでお出かけの前などにそれを使ってコーティングしておけばある程度着色を防ぐことができます。

市販製品にホワイトニング効果はある?

一般の歯磨き粉のホワイトニング効果

歯磨き粉の中にもホワイトニング効果を謳うものが多くあります。
しかし日本では法律上歯磨き粉に過酸化物を添加することは禁止されていますので、成分によっては汚れを落とす効果が強いという可能性はありますが、いわゆるホワイトニング効果はありません。

しかし、最近では非常に汚れを落とす力の成分を含む歯磨き粉もありますのでそられを選べは一定の歯を白くする効果があります。

歯科医院専用歯磨き粉のホワイトニング効果

歯科医院で「歯科医院専用」「医療機関用」と名のついた歯磨き粉などを販売されているものがありますが、医療機関用であっても漂白成分の添加はできないため一般の歯磨き粉とそれほど内容に差はありません。

しかしナノタイプのハイドロキシアパタイトなど高いレベルでコーティング効果のある成分を配合しているものもあり、それらは日常的に着色を防止する効果があります。

海外ホワイトニング製品の効果

米国など海外ではある程度の過酸化物を配合することが認められている国がありま、それらの製品を個人的に輸入して使用することは可能です。(※日本の業者が販売することは違法ですのであくまで個人輸入に限ります。)

過酸化物を含んでいれば一定のホワイトニング効果があります。ただし強い痛みがでることもありますので扱いは自己責任で十分な注意が必要です。

過酸化物を含む海外歯磨き粉(Crest 3D WHITE)

まとめ

ホワイトニングの効果は歯が白くなることによって笑顔の印象がよくなるところにあります。

ただし効果は永続するものではなく白さを維持するためには定期的に行う必要があります。

オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングとも歯科医院で処方される過酸物による漂泊効果であり、通常薬剤の濃度を上げれば上げるほど効果が大きくなりますがそれにつれて痛みも強くなり、濃度が低いほど痛みは和らぎますが同時に白くなる効果も弱まります。

期待する白さのレベルと痛みのリスクのバランス、またランニングコストを考えながらあなたに合った方法を選びましょう。

ホワイトニングについてもっと詳しく知りたい方はまとめページここを見ればホワイトニングの全てがわかる!をご覧ください。

本格的ホワイトニングならスターホワイトニングへ

田井 寿一歯科医師 医療法人社団百星会 理事長

投稿者プロフィール

【ホワイトニング専門歯科クリニック】スターホワイトニング総院長
2014年 東京医科歯科大学卒

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